第4回北九州市民映画祭が無事、閉幕しました。
来場下さったお客様、ゲストの皆さま、映画祭を支えて下さった方々、多くの皆さまのおかげです。どうも有り難うございました。
今回の特集は、2013年 キネマ旬報 日本映画ベスト・テン 第1位を受賞した『ペコロスの母に会いに行く』の森崎東監督。デビュー作から最新作までのうち、選りすぐりの6本を特集上映しました。『ペコロス~』は人間賛歌にあふれたすばらしい作品ですが、今回上映したその他の作品、デビュー作『喜劇 女は度胸』から『ニワトリはハダシだ』の5本は、エネルギッシュ・疾走感・ひと言では語れない多様な人たちの群像劇・役者との共犯関係的なシーン(特に、藤原釜足さん!森崎作品の常連かと思いましたが、違うそうです…)・強引な展開多々なのに圧倒され、引き込まれる…。「映画は娯楽」を貫きながら、高度に作為的に造られているのが森崎東映画なのだ、と改めて感じた次第です。
映画祭は、未だ4回を終えたばかり。本映画祭は「北九州の映画好き」20代~70代の会社もスキルもバラバラな老若男女がボランティアで運営しています。観たい映画の多くは福岡市まで足を延ばさねばならず、映画的勉強不足に加え(これを少しでも解消したくて映画祭をやっています)、年に一度の映画祭なので運営上、至らなかった事も多々あったと思います。反省すべき点は改善して、少しずつ今後に生かしていきたいと考えています。ですので…今度とも、北九州市民映画祭を、どうぞよろしくお願いします!
未だに、『特出しヒモ天国』冒頭の”お坊さん”殿山泰司の説教「わからんでもえ~」とシンクロする音楽と麗しの池玲子嬢が寺の墓場から一気にストリップの舞台(レズビアンショー)に突入するまでのシーンが脳内をグルグル回っています…笑。