北九州市民映画祭

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2023.12.15
【レポート】第6回北九州市民映画祭デイリーニュースDAY3

第6回北九州市民映画祭3日目。最初のプログラムは文芸系2作品。青山監督が中上健次を敬愛していたことは広く知られていて、『路地へ 中上健次の残したフィルム』は今回の映画祭にとって外せない作品でした。

朝早くから想像以上に多くのお客様にお越しいただき、監督が描く中上健次の世界観を共有しました。

 

 

そして、この後、青山監督ファンにはたまらない怒涛のスケジュールに!

『青山真治クロニクルズ展』に急きょ美術デザイナーの清水剛さんがギャラリートークにご登場いただけることになり、映画祭2作品上映→清水剛さん展覧会ギャラリートーク→仙頭武則さん映画祭トーク→最終上映『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』と詰め詰めてんこ盛りとなりました!

展覧会会場はご覧のとおり、人だかり。美術デザイナーのお仕事の説明からはじまり、今回の展示作品の解説まで、興味深いお話の数々でした。

 

 

その後、仙頭武則さんによるトーク「映画作家:青山真治、その誕生から最期の日までを語り尽くす」は、『Helpless』を北九州で撮った経緯、浅野忠信さん起用のエピソードなどを監督の口調のモノマネ混じりで楽しく語っていただいていました。が…トーク後半になるにつれ、晩年の監督の心情のお話など、しんみり…。最後の日々について、涙をぬぐい言葉を詰まらせながらも語っていただきました。

 

 

そして、最終上映は『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』!

映写スタッフの山形さん曰く、「音の調整が必要なかった」ほど完璧に音がつくられた作品。しかも、映画館で観た時に聞こえてこなかった尖った音も完璧に再現されて、まさに画と音を浴びる青山作品の真骨頂で映画祭を締めくくりました。

映画祭終了後、監督が大好きだったGallery Soapで、映画祭スタッフや関係者約30人と一緒に、映画祭打ち上げ兼北九州版「青山真治に声を届ける会」。青山真治監督のことを夜遅くまで尽きず話をしたのでした🍶監督、喜んでくれたでしょうか…。

 

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