美術館が映画館になる3日間!青山作品を全身で体感するサウンド重視の上映!!
第6回北九州市民映画祭は青山真治監督特集!
カンヌ国際映画祭をはじめ国内外から高い評価を受け、音楽家、小説家、舞台演出家としても活躍しながら、昨年早逝した青山真治監督の才能と熱量を体感する上映を監督の故郷・北九州市で開催いたします!
(本企画は、2023年12月2日(土)~17日(日)に北九州市立美術館分館5階で開催予定の「青山真治クロニクズ展」連動企画として開催します。)
監督の業績の中でも、とりわけ故郷・北九州への思いは強く、「北九州サーガ」と称される名作群を映画史に残したほか、今回同時開催する「北九州市民映画祭」は監督の声掛けにより2010年より始まりました。そして監督自身もコロナ禍前まで企画コーディネーターとして携わるなど、映画製作に留まらず北九州での映画文化振興にも努めていました。
12月はぜひ北九州にお越しください!!
◇日 程
2023年12月8日(金)~10日(日)
◇会 場
北九州市立美術館分館
(北九州市小倉北区室町1丁目1番1号 リバーウォーク北九州4階)
15:30 | 『チンピラ』(101分) |
17:30 | ★トーク 「青山真治監督の起源は陸上部だった?!〜北九州市立緑丘中学校陸上部卒業生トーク」(50分) ゲスト:金哲彦、西田孝広 |
18:30 | 『高塔山ジャム2011』(60分) |
10:30 | 「FUGAKU」3部作 『FUGAKU1/犬小屋のゾンビ』(31分) 『FUGAKU2/かもめ The Shots』(41分) 『FuGAK3/さらば愛しのeien』(46分) |
13:30 | 『Cinema de Notre temps, Japan Scope 』 (59分) 『赤ずきん(Le Petit Chaperon Rouge)』(35分) |
15:30 | ★トーク 「映画監督・青山真治の地理学〜”失われた北九州への旅”」(50分) ゲスト:堀口徹 |
16:30 | 『Helpless』(79分) |
18:00 | 『シェイディー・グローヴ』(99分) |
10:30 | 『路地へ 中上健次の残したフィルム』(64分) 『秋聲旅日記』(43分) |
13:00 | 『海流から遠く離れて』(19分) 『軒下のならず者みたいに』(41分) |
15:00 | ★トーク 「映画作家:青山真治、その誕生から最期の日までを語り尽くす」(50分) ゲスト:仙頭武則 |
16:00 | 『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(109分) |
※各プログラム10分前開場
※トークは開催当日チケットをお持ちの方参加可能
※上映作品及びトークイベント詳細は後日掲載します。
一般:当日1,500円(前売1,300円)
25歳以下:当日1,300円(前売1,100円)
※上記料金は税込価格。カッコ内は前売り料金。
発売開始:11月8日(水)
販売・予約終了日:12月7日(木)
■インターネット予約 Facebookページへご連絡ください。
1996年/101分/35mm /配給:オデッサ・エンタテインメント
監督:青山真治 脚本:森岡利行、金子正次 原作:金子正次 撮影:石井勲 音楽:鮎川誠
出演:大沢たかお、ダンカン、片岡礼子、寺島進、光石研、青山千可子、斉藤陽一郎、諏訪太朗/石橋凌
1984年に川島透監督が映画化した金子正次の遺稿を、1996年に劇場用映画第2作として手がけた。四国から上京してきた洋一と、うだつの上がらない中年男の道夫、チンピラ同士の友情を描く。音楽の担当は鮎川誠。
2011年/59分/DV/協力:高塔山ロックフェス
撮影:青山真治 出演:シーナ&ロケッツ
北九州市若松区高塔山野外音楽堂で開催された「高塔山ジャム2011」(2011年8月14日)を撮影した青山真治監督が、2015年2月に他界したシーナ&ロケッツのシーナさんの追悼のために、特別編集し、白熱のステージに迫るドキュメンタリー。未ソフト化。
青山真治監督が多摩美術大学映像演劇科の教授在任中(2012~2015年)に、学生や教員らとともに制作した貴重な中編映画。「映画」「チェーホフの戯曲」「キャンパスで繰りひろげられる銃撃戦」など、それぞれが異なるテーマの作品。
『FUGAKU1/犬小屋のゾンビ』
2013年/31分/ Blu-ray
監督:青山真治
出演:山本圭祐、足立理、林陽里、秋草瑠衣子、あおやましんじ、赤塚実奈子、松㟢翔平、椎名琴音、大河原恵、濱野風花
『FUGAKU2/かもめ The Shots』
2014年/41分/ Blu-ray
監督・脚本:青山真治 原作:アントン・チェーホフ
出演:とよた真帆、髙橋洋、広田智大、川添野愛、鶴巻紬、松山立、福本剛士、あおやましんじ
『FuGAK3/さらば愛しのeien』
2015年/46分/ Blu-ray
監督:青山真治
出演:小出水賢一郎、松㟢翔平、坂爪健、得地和軌
『Cinema de Notre temps, Japan Scope』
日本公開:2014年/59分/配給:ヴュッター公園
監督:フィリップ=エマニュエル・ソルラン
出演:佐藤寿保、瀬々敬久、黒沢清、仙頭武則、青山真治、塚本晋也、石井岳龍(聰亙)
映画評論家アンドレ・S・ラバルトによるドキュメンタリー・シリーズ『CINÉMA, DE NOTRE TEMPS(原題)』が、90年代の日本映画にフォーカス。黒沢清、青山真治、塚本晋也など現代の日本を代表する監督たちのインタビューを通して、当時の「新ヌーベルバーグ」ムーブメントを紹介する。
2008年/35分/35mm /フランス語音声・日本語字幕
監督・脚本・編集:青山真治
出演:ジュディット・シュムラ、ルー・カステル、アルバン・オマール、ジャン=クリストフ・フォリー
デルフィーヌ(ジュディット・セムラ)は銃を手に〈あるもの〉を探しにでかけるが、そこに待ち受けていた老人(ルー・カステル)に捕まってしまう。パリ郊外のジュヌヴィリエで撮影され、未ソフト化・未配信ながら、映画評論家・蓮實重彦氏が〈知られざる傑作短編〉と謳った一作。
1996年/79分/DCP/配給:WOWOW
監督・脚本:青山真治 撮影:田村正毅 音楽:青山真治・山田功
出演:浅野忠信、光石研、辻香緒里、斉藤陽一郎、伊佐山ひろ子、諏訪太郎、永澤俊矢
青山真治監督の長編デビュー作であり、「EUREKA」「サッド ヴァケイション」へと続く“北九州サーガ”の第1作。目的もない日々を過ごす高校生の健次と、組長の死と組の解散を受け入れられない仮出所したヤクザの安男は、無謀な行動を続ける。
1999年/99分/35mm/製作・配給:ビターズ・エンド
監督:青山真治 脚本:青山真治・佐藤公美 撮影:田村正毅 音楽:山田勲生・青山真治
出演:粟田麗、ARATA、関口知宏、光石研、斉藤陽一郎
青山真治監督が初めて手掛けた、女性が主人公の恋愛映画。恋人の小野から別れを切り出された理花。酔った彼女は、悪戯電話をかけまくり、話を聞いてくれた甲野に出会うが、小野が忘れられない理花。恋人になれない二人は、居場所を求めて歩き始める……。
2000 年/64 分/35mm/製作・配給 : スローラーナー、ブランディッシュ
監督・構成:青山真治 小説・「路地」映像:中上健次 旅・朗読:井上紀州 プロデューサー:越川道夫、佐藤公美 撮影:田村正毅 録音:菊池信之
「音楽を作るように映画を作る」と言った青山真治監督が、坂本龍一や大友良英の音楽と共に、中上健次に捧げた作品。中上健次が生前撮影していた故郷・紀州の路地を、同じく紀州出身の映像作家の井上紀州が訪ね歩くロードムービー。
2003年/43分/35㎜/配給:ユーロスペース
監督・脚本:青山真治 原作:徳田秋聲 撮影:たむらまさき 音楽:長嶌寛幸
出演:嶋田久作、とよた真帆、ナシモトタオ、西條三恵、宮上一樹、ケイコ・リー
金沢の竪町商店街振興組合と映画館シネモンドが企画した映画製作ワークショップの一環から生まれ、青山真治監督が脚本・監督を担当。徳田秋聲の「挿話」「籠の小鳥」「町の踊り場」「旅日記」をもとに、秋聲自身の物語として語られる。
2003年/19分/DV/製作:横浜国立大学
監督・脚本:青山真治 撮影:たむらまさき 音楽:長嶌寛幸
出演:光石研
青山真治監督が、横浜国立大学の依頼により脚本・監督した作品。仕事の行き詰まりを感じた男が久しぶりに訪れた大学。構内を歩き、自らの過去と現在、大学の意味を考え続ける。社会という「海流」に揉まれた男が、わずかな間、海流から離れ、空間と時間を旅する。
2003年/41分/DV/協力:Jeonju Film Festival
監督・脚本:青山真治 撮影:たむらまさき 音楽:長嶌寛幸
出演:斉藤陽一郎、中村優子、大久保鷹、伊藤秀一
古ぼけたアパートに住む秋彦。彼は曲を創り、ギターを弾き、それを路上で歌っている。そんな日々を淡々とやり過ごしているが、それが秋彦の夢というわけでもなく…。北九州サーガ3部作でお馴染みの秋彦が主役。韓国で開催されているチョンジュ映画祭から依頼を受けて制作された。
2005年/107分/DCP/配給:パップ
監督・脚本:青山真治 撮影:たむらまさき 音楽:長蔦寛幸
出演:浅野忠信、宮﨑あおい、中原昌也、筒井康隆、戸田昌宏、鶴見辰吾、エリカ 川津祐介 / 岡田茉莉子
青山真治監督によるSFドラマ。2015年、視覚映像によって感染し、死に至るウイルスの蔓延により世界の人々は絶望感に満ち溢れていた。地上にはまだ希望は残されているのか? タイトルは、イエスが十字架の上で唱えた最期の言葉「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」を意味するヘブライ語。
北九州しねま研究会(北九州市民映画祭実行委員会) 代表:吉武
Mobile : 090-1349-7362 /Fax:093-582-4785/ E-mail: kitaqcinema@gmail.com
主催
北九州しねま研究会(北九州市民映画祭)
企画協力
boid、有限会社ヤマガタ
特別協力
とよた真帆
協力
スタイルジャム、ブランディッシュ
後援
朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、西日本新聞社、日本経済新聞西部支社、NHK北九州放送局
助成
北九州市市制60周年記念 市民公募事業採択事業、ふくおかフィナンシャルグループ文化芸術財団福岡銀行ふるさと振興基金、公益財団法人北九州活性化協議会1000人の夢寄金行
特別協賛
株式会社スターフライヤー